2008年4月 3日

コンセプト開発

先日は、「ポータルサイトを作りたい」という
クライアント様との打ち合わせでした。

私のミッションは、
「関わる人が同じ目標を共有できるように
サイトのコンセプトを開発すること」です。

厳密に言うと「コンセプト開発」とは少し異なりますが、
様々な角度からクライアント様と議論をおこない、
ウェブサイトの狙いや目的、ユーザー様のメリットなどを明文化。
さらに、制作過程での誤解や方向性のブレを防ぐため、
誰が読んでも理解できる文章にしていきます。

サイト制作にわざわざコンセプト明文化?と言うなかれ。
これにはワケがあるのだそうです。
クライアント様がとある発表で、このサイトのご説明をされたのですが、
聴衆の方々の反応がイマイチだったとか……。

そこで、
「自分の思いが伝わっていない。説明や熱意だけではなく、制作者全員が
目標や方向性を共有するための何かが必要だ」と実感されたそうです。

ある意味、クライアント様にとっても
この議論を進めていく中で、「誰のために、何のために作るのか」を
再確認していただく場にもなっています。

ですから、私も明文化した文案を見せるだけではなく、
「なぜそういう表現になったか」であったり、
「こんな表現も検討したが、こういう理由でこの文案にした」という
制作過程的な部分もご説明させていただいています。

議論が深まる中で、
内容がどのように変化、集約されていくか、
今から楽しみです。